導入事例

CASE 02国連防災世界会議 エクスカーション
南三陸町エリア

概要

実施日
2015年3月20日(金)
場所
宮城県本吉郡 南三陸町
参加人数
12名…外国人含む
内容
南三陸エリアにおける体験型視察ツアー(「語り部バス」と被災地視察)
使用機器
  • Wi-Fiルーター 1台
  • タブレット親機(日本語表示) 1台
  • 子機 10台(英語表示機含む)

ソリューション

  1. エクスカーション(体験型視察ツアー)の解説ツールとして導入。
    写真と動画による日本語・英語版の両コンテンツを、親機にインストール
  2. 子機を事前に英語表示設定→参加者に貸与 (1人につき子機1台)。
    1. バス内にルータを置いて使用
    2. 降車時はガイドが親機とルーターを携行
備考
ガイド…南三陸町職員様。英語は使用しないが町を熟知。今回は研究者向けツアーのため、通訳者が随行してガイドの詳細な説明を英語で伝える。日本語表示の親機を使用し、子機のうち数台は英語表示。
ガイドは一行の到着前に5分ほどタブレットの操作とコンテンツの確認で予習を行われた。

レポート

復興整備の進む現在の南三陸町にて、被災前後の町の時間軸を体感するツアーとなった。
特に、現地での津波動画の閲覧はタブレットコンテンツの訴求力の強さを見せた。

対象物の伝達
現存する南三陸町防災対策庁舎などをしっかりと画像で提示。当時の様子を深く解説することができた。
天候・時間
南三陸町の津波襲来の動画を、撮影場所の同じ高台から閲覧いただく。
自分の目に映る地形と動画中の地形を容易に比較できるため、水がどこまで来たかを実感する場面になった。海外の方も日本の随行員も言葉もなく動画に見入っておられた。
補足資料の配布
町全景の被災前と津波翌朝の様子、震災後の避難所の状態、漁業の復興の様子など多くの写真資料が、ガイド親機の操作で円滑に伝えられた。なお、子機は「日本語表示機」「英語表示機」ともにスムーズに連動した。
ガイドのスキル
今回は南三陸町職員の方が、震災の様子や町民避難時の対応などの説明を行う。事前に5分ほどタブレットを予習。
すべての説明において適切に写真を選んで表示し、具体的でイメージを非常に抱きやすい解説となった。
外国人対応
ガイドによるタブレット資料の提示は、コンテンツ内の英語キャプションも相まって言葉の壁もなくシームレスに行われ、参加者に通訳の遅延によるストレスを感じさせなかったようである。
また、ガイド側はただ手元で親機を操作すればよく、その為かリアルタイムで自然に意志を疎通させる言動が多く見られた。なお、参加者側に機器に戸惑う様子は見られなかった。
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